猫の抜け毛対策|毎日のブラッシングでラクになる!

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猫の抜け毛対策|毎日のブラッシングでラクになる!

猫の抜け毛対策|毎日のブラッシングでラクになる!

「部屋中が猫の毛だらけ!」「服に毛がついて大変…」そんなお悩み、猫と暮らす人なら一度は経験しているのではないでしょうか?

実は、毎日の“ちょっとした習慣”が、抜け毛ストレスを大きく軽減してくれるのです。それが、日々のブラッシング

この記事では、猫の抜け毛の原因から、毎日のブラッシングで得られる効果、正しいブラシの選び方や使い方、おすすめグッズまで、初心者にも分かりやすく徹底解説します。


目次

  1. 猫の抜け毛が多い理由とは?
  2. なぜブラッシングが必要なの?
  3. ブラッシングの頻度とタイミング
  4. 正しいブラッシングのやり方
  5. 猫用ブラシの種類と選び方
  6. おすすめのブラッシンググッズ5選
  7. よくある質問(Q&A)

猫の抜け毛が多い理由とは?

猫は自分でグルーミング(毛づくろい)をするキレイ好きな動物ですが、それでも抜け毛の量は意外と多いもの。特に以下のような理由が関係しています。

  • 換毛期:春と秋に発生する、季節の変わり目の毛の生え変わり
  • 室内飼いによる年中換毛:エアコンで一定温度に保たれ、季節感がなくなると1年中少しずつ毛が抜ける
  • ストレス・栄養不足:不安や偏った食生活でも被毛の状態が悪化
  • 加齢:高齢猫は代謝が落ちて毛のサイクルも乱れやすい

このように、猫の抜け毛は自然な現象ではありますが、放置すれば部屋も被毛も不衛生になり、毛玉や皮膚トラブルの原因にもなりかねません。


なぜブラッシングが必要なの?

「グルーミングしてるなら大丈夫でしょ?」と思われがちですが、ブラッシングには猫自身ではカバーしきれない以下のような効果があります。

1. 抜け毛を取り除き、部屋が清潔に!

特に長毛種や換毛期の時期は、放っておくと毎日大量の毛が部屋に舞います。毎日数分のブラッシングで、抜け毛が3〜5割軽減するというデータも。

2. 飲み込む毛を減らして毛球症予防

猫はグルーミングの際、自分の毛を大量に飲み込みます。それが胃や腸にたまり、毛球症(もうきゅうしょう)という消化器トラブルを起こすことも。定期的なブラッシングで飲み込む毛の量を減らすことができます。

3. 被毛と皮膚の健康を保つ

ブラッシングにより皮膚の血行が促進され、皮脂が均一に広がり、毛に自然なツヤと潤いが出ます。

4. スキンシップと信頼関係アップ!

優しく撫でるようにブラッシングすることで、猫とのコミュニケーションにもつながります。特に触られるのが苦手な子も、日々の習慣にすることでリラックスしてくれるようになります。


ブラッシングの頻度とタイミング

ブラッシングの頻度は猫の種類や被毛の長さによって異なります。

  • 短毛種(例:アメリカンショートヘア、マンチカン)
    週2〜3回でもOK(換毛期は毎日)
  • 中毛種・長毛種(例:ノルウェージャン、ペルシャ、ラグドール)
    基本は毎日1回が理想

朝の食後や夜のリラックスタイムに習慣化するのがおすすめです。


正しいブラッシングのやり方

1. 落ち着いた場所でスタート

猫がリラックスしている時に、静かな場所で始めましょう。最初は短時間から。

2. 優しく、毛の流れに沿って

力を入れず、地肌を傷つけないようにやさしく。毛の流れに逆らわないのが基本。

3. 目・耳・尻尾は慎重に

敏感な部分は嫌がりやすいので、無理せず必要な時だけにしましょう。

4. 終わったら必ず褒める・ご褒美を

「ブラッシング=いいこと」と学習してもらうために、終わったらご褒美を忘れずに。


猫用ブラシの種類と選び方

1. スリッカーブラシ

抜け毛除去力が高く、もつれた毛をほぐすのに便利。特に長毛種におすすめ。

2. ラバーブラシ

ゴム製で肌当たりが優しく、短毛種にぴったり。マッサージ効果もあり。

3. コーム(くし)

仕上げ用や毛玉のチェックに使える。静電気が少ない金属製がおすすめ。

4. グローブブラシ

手袋型で撫でる感覚で使えるので、ブラシ嫌いの子にも◎


おすすめのブラッシンググッズ5選

商品名 タイプ 価格帯 おすすめポイント
ファーミネーター
(FURminator)
抜け毛専用ブラシ 約4,000〜6,000円 換毛期に最強。大量のアンダーコートをしっかり除去
ペティオ ラバーブラシ ラバータイプ 約800〜1,200円 短毛種に最適。マッサージ効果も◎
ジョンポールペット グルーミンググローブ グローブタイプ 約1,500〜2,000円 撫でながらブラッシングできる!初心者におすすめ
アイリスオーヤマ
ピンブラシ+コーム
2wayブラシ 約1,000〜1,500円 毛のもつれ取りから仕上げまで1本でOK
ドギーマン ハニースマイル スリッカーブラシ スリッカー 約1,200〜1,800円 長毛種にぴったり。ほどよい柔らかさで肌にやさしい

短毛種の猫に特化した抜け毛対策

「うちの子は短毛種だから、ブラッシングはそんなにいらない?」と思われがちですが、それは大きな誤解です。

アメリカンショートヘアやマンチカン、スコティッシュフォールドなどの短毛種も意外と抜け毛が多い傾向があります。特に、以下のような理由で対策が必要です。

  • アンダーコート(下毛)が多い品種が多いため、換毛期に大量に抜ける
  • 室内飼いによって年中ダラダラと毛が抜ける傾向がある
  • 毛が短いため、衣類や布製品に絡みやすく、掃除が大変

短毛種向けブラッシングのポイント

  • 毎日〜2日に1回が理想。換毛期(春・秋)はできるだけ毎日。
  • 肌あたりの優しいラバータイプのブラシグローブ型が特におすすめ。
  • 撫でるような感覚でOK。あまり強くこすらないように注意。

短毛種におすすめのグッズ3選

商品名 タイプ 価格帯 特徴
ペティオ ラバーブラシ ラバータイプ 約800〜1,200円 短毛種の抜け毛を優しくしっかりキャッチ。マッサージ効果も◎
ジョンポールペット
グルーミンググローブ
グローブタイプ 約1,500〜2,000円 手で撫でるだけで毛がごっそり。嫌がる子でもOK!
ファーミネーター(短毛種用) 抜け毛除去ブラシ 約4,000〜6,000円 換毛期に最強。短毛種用で肌を傷つけずアンダーコートを除去

補足:短毛種でも毛球症になる

短毛だからといって油断は禁物です。グルーミングで飲み込む毛の量は短毛種でも多く、毛球症(胃や腸に毛が溜まる症状)のリスクは十分にあります。

こまめなブラッシングは、被毛・皮膚・消化器のトラブル予防としても有効です。

長毛種の猫に特化した抜け毛対策

ノルウェージャンフォレストキャット、ペルシャ、ラグドール、メインクーンなどの長毛種の猫は、美しい被毛が魅力的な反面、抜け毛や毛玉のトラブルがつきものです。

特に以下のような問題が起こりやすく、日常的なケアが欠かせません。

  • 毛の絡まり・毛玉ができやすい(特に脇・お腹・内もも)
  • 換毛期に大量の毛が抜けて床や家具に積もる
  • 毛玉を飲み込みやすく、毛球症になりやすい

長毛種向けブラッシングのポイント

  • できれば毎日1回以上のブラッシングが理想。
  • 毛の流れに沿って優しく、奥のアンダーコートまでしっかり届くブラシを使用。
  • 絡まりやすい部位(脇・内もも・耳の後ろ)は特に丁寧に。
  • 毛玉ができている時は無理に引っ張らない。専用のコームやスプレーでやさしく取り除く。

長毛種におすすめのグッズ3選

商品名 タイプ 価格帯 特徴
ファーミネーター(長毛種用) 抜け毛除去ブラシ 約4,000〜6,000円 アンダーコートを効果的に取り除き、抜け毛対策に最適
ドギーマン ハニースマイル スリッカーブラシ(ソフト) スリッカー 約1,200〜1,800円 柔らかいピンで肌を傷つけにくく、毛玉もほぐしやすい
ラファンシーズ グルーミングスプレー 毛玉取りスプレー 約1,800〜2,500円 静電気防止・毛玉予防に。ブラッシング時のストレス軽減にも◎

注意点:放置すると毛玉による皮膚病に

毛玉を放っておくと、皮膚が蒸れて炎症やかぶれを起こすことがあります。また、毛玉がフェルト状になって皮膚に張りつくと、最終的にはバリカン処理が必要になるケースも。

長毛種のケアは大変に思えるかもしれませんが、日々数分のブラッシングでトラブルは大きく減らせます。

愛猫の美しい被毛を保つためにも、毎日のケアを習慣にしていきましょう!

よくある質問(Q&A)

Q. ブラッシングの時間はどれくらいが理想?

A. 5〜10分程度でOKです。嫌がる前に切り上げて、毎日継続することが大切です。

Q. ブラシを嫌がる場合はどうしたらいい?

A. グローブ型やラバータイプなど、肌当たりの優しいものから始めるとスムーズです。

Q. 抜け毛が多すぎて不安です…

A. 換毛期には一時的に多くなることもありますが、皮膚が赤い・かゆがる・部分的にハゲる場合は獣医に相談しましょう。

Q. ブラッシングのあとに毛が舞うのが嫌です

A. 掃除機の近くやベランダなどで行う、またはブラッシング後すぐにコロコロや掃除で対応しましょう。


まとめ

猫の抜け毛は“どうしようもないもの”ではなく、毎日のブラッシングでしっかりコントロールできるものです。

少しの手間をかけるだけで、部屋はキレイに、猫は快適に。そして何より、飼い主と猫との絆が深まるという大きなメリットもあります。

「うちの子、嫌がるから…」とあきらめる前に、ぜひ今日から1分だけでも、ブラシタイムを始めてみませんか?


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